このチュートリアルではIllustratorとPhotoshopを使って、レトロなブックカバー風のデザインを作成する方法を紹介します。
今回はペンギンブックスのような出版社の、古いブックカバー風のデザインを作ります。
カラーパレットでブックカバーの基本的な印刷方法を再現し、紙に日焼けやしわの質感を加えることによって、当時の雰囲気やレトロな見た目をデザインに与えます。
これが完成イメージです。

まずは素材となるスーパーマンのベクター画像を作成します。
Adobe Illustratorを開き、新規ドキュメントを作成します。
楕円形ツールと
角丸長方形ツールを使って、頭部と胸部を作成します。
整列パレットを使って中心を揃えるようにします。

角丸長方形ツールで先ほどのシェイプと重なるように線を描き、腕と足を作成します。
シェイプを正確に整列するにはスマートガイド(Ctrl+U)をオンにします。

このレイヤーにある全てのシェイプを選択し、パスファインダパレットの「形状エリアに追加」で結合します。

角丸長方形ツールを使い、腕や足の間の部分を描きます。
それらのシェイプを一つずつ、胴体部分と一緒に選択します。
パスファインダの「形状エリアから前面オブジェクトで型抜き」をクリックし、そのシェイプを切り抜きます。

この人型の色を肌色に変えてコピーし(Ctrl+C)、前面にペースト(Ctrl+F)してください。
複製したものを青く塗ります。
スーツから手の部分を切り抜きます。
青く塗られた人型のレイヤーを選択し、両袖と重なるサイズの四角形のシェイプを作ります。
四角形のシェイプと青い人型のシェイプを一緒に選択し、パスファインダの「形状エリアから前面オブジェクトで型抜き」で切り抜きます。

胴体の部分をもう一度コピー&ペーストし、赤で塗ります。
次に、脚の下半分を除いた身体全体を覆うように大きな四角形のシェイプを描きます。
赤いブーツが残るように、「形状エリアから前面オブジェクトで型抜き」で赤い人型を切り抜いてください。

ペンツールを使って赤いパンツを描きます。
スマートガイドを使えば、身体の外側にポイントを簡単に重ねることができます。

スーパーマンのエンブレムの輪郭の半分を描きます。
コピーしてペーストし、「オブジェクト」−「変形」−「リフレクト」を選択した後、これらの2つのシェイプをパスファインダパレットで結合します。

ペンツールを使って、マントの上の部分を描きます。ここでもスマートガイドを使えば、ポイントとパスを揃えられます。

マントの残りを、先ほどのシェイプのポイントを始点ならびに終点として描きます。


これでベクターのスーパーマンは完成しました。
ここからは、Photoshopでブックカバーを作っていきます。
Photoshopの新規ドキュメントを作成し、背景として紙のテクスチャをペーストします。
ここでは、LostandTakenの紙のテクスチャを使います。

別の紙のテクスチャを重ねます。今度はしわや折り目が少なく、粒子の粗いものを選びます。
色相/彩度を調整し、描画モードを焼き込み(リニア)に変えます。

新規レイヤーを作成し、選択ツールを使ってデザインの上と下の部分を選択して青く塗ります。
描画モードを乗算に変えて、テクスチャが透けるようにします。

ベクターのスーパーマンをIllustratorからPhotoshopへドラッグ&ドロップし、カバーデザインの真ん中に置きます。

ベクターのスーパーマンがあるレイヤーの描画モードを乗算にし、不透明度を35%に設定します。
そのレイヤーを複製し、今度は描画モードを焼き込み(リニア)、不透明度を50%にします。

タイトルを書き込みます。
テキストツールでHelveticaやGill Sansなどの古典的な書体を選び、使用します。

カバーにレトロな値札シールを付けます。
chokingonstatic氏作成のprice tag brushes(値札シールブラシ)を使えば、簡単に付け加えることが出来ます。

完成です。
ベーシックなデザインスタイルや限定した色使い、異なるテクスチャを組み合わせることによって、古い書籍のスタイルを再現することができます。
古い書籍を参考にしてみてください。

引用:Web Design Library 著者:Blog.SpoonGraphics 翻訳:幕澤